ひとり暮らしの注意点 5
〇家賃 25,000円
〇共益費 3,000円(水道代込)
〇銭湯代 約12,000円(毎日通って)
〇食費 約30,000円(一日千円)
〇予備費 約10,000円(交際費他)
◎合計 約80,000円
これをざっくりとした1ヶ月間の出費の目安として考えた。
茗荷谷駅前に「牛丼太郎」(現在は丼太郎に変更)という店があって、そこの朝定食(納豆丼・味噌汁付き(当時は200円だった))で好スタートを切れば、一日あたり食費千円というのもあながち無理ではなかった。
牛丼太郎は、駅前にあって都合も良かったし、味も悪くなかったので実に助かった。
反対に、駅前通りの向かい側にあったクリーニング店には少々頭にきた。スーツのクリーニングを出した際に、割引になるからお得だという会費(千円)を勧められて払ったはいいが、1ヶ月もしないうちにその店は閉店した。当然、そんなに早く閉店することを知ってれば払っていない。節約生活を送っている身からすれば腹立たしいことだった。
思い返しても無駄な出費はこの程度で、他人から見れば全く面白みのない生活だった。
そもそも、友達もみんな結構忙しくしていて、学生の頃のように頻繁に会うわけでもなかったので、自分の気力次第で出費を抑えることができた。
目標を決めて倹約生活を送ろうとか、自己管理能力を高めようとか、いうような高尚な考えではなく、単純にゲーム感覚で月7~8万円でやりくりしようとしていた気がする。
そして、実際にやりくりできた時には、万一、何かあったとしても自分は生きていけると錯覚したのを覚えている。
こんな感じで生活していたので、体重やコレステロールなんて全く気にしなくても、余裕で全て正常値だった。
20年後の自分が、生協を使って毎週、山のように届けられる菓子やデザート類をむさぼりながら深夜番組を鑑賞し、コレステロールのハイスコアを更新しているなんて、当時の私は知る由もなかった。
今現在、妻も、「体重が止まらないのよね。」などと言ってるが、それなら生協のネット注文(食料品を箱単位で)なんか止めてくれればいいのに、と思う。
特にデザート類は、食べ切れずに賞味期限が過ぎたものから順番に私にまわってくる始末なんだし。(喜んで食べるけど。)
その上、「寝不足で眠い」とか言いながら、午前2時のネット注文の締切に間に合わせようとカタログを凝視している妻の姿を見ると、なんだかなあと思ってしまう。
こんな事は、平和に暮らそうと思えばとても口にはできないし、私の中年太りは、もちろん自分に責任がある。