ぼるとべい

伊豆と埼玉の見どころ紹介・雑文を織り交ぜて

ひとり暮らしの注意点 8

 

 先述したように、かつて私が住んでいた部屋は、流し台も小さくて料理ができるスペースなんてなく、流し台は専ら洗面・洗髪・歯磨きに使っていた。

 

それでも時々は、一人で生きていく力をつけようと思い、男の料理を展開した。その際、ガスは引いてなかったので、卓上コンロを使った。

 

 一般的な普通のカレーライスの他、NHKの「おしん」みたいに大根を煮込んだ雑炊なんてものもつくったことがある。

 

食べられれば多少まずい料理でも私にとっては失敗ではなく、生きるために食べられさえすれば良かった。大袈裟かもしれないが。

 

 ただ、この部屋に住んでいた約2年の間に、「あれは失敗だったな。」と覚えていることが一度だけある。二日目のシチューを食べて腹を壊したことがあり、これはうかつだった。

 

というのも当時使っていた冷蔵庫はとても小さくて、小さめの鍋はもちろん、タッパーも入らなかった。

 

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  ※イメージ写真

 

 入ったのかもしれないが、入れるためには他の飲み物などを出さなければならなかった。どうしようか迷ったが、残ったシチューを鍋に入れたまま冷蔵庫の外に置いたままにしてしまった。

 

確か梅雨時で、夏場はしょっちゅうゴキブリが現れる部屋で、してはいけないことをした。共同トイレだったので腹を壊さないように細心の注意を払っていたにも関わらず、不覚だった。

 

幸いにもトイレにこもりきりになるほどの重症ではなく、会社も休まなかった。腹を壊しただけなら、会社に行ってしまった方が楽だったからである。

 

 このように今、思い出してみると我々の世代の一般庶民としては、まあまあのサバイバル生活を送っていたが、これはこれで楽しかった。

 

 あえて言えば、学生の頃、友達の部屋でやっていた鍋パーティーみたいなことを、自分の部屋でもしてみたかったなと、ちょっとだけ思う。

 

まあ、あの部屋じゃあ、鍋なんて誰も一緒にしてくれなかっただろうけど。

 

 

※写真は、「冷蔵庫 小型 写真 無料」で検索したものを借用しています。

 実際に、こんな感じの冷蔵庫を使っていました。