ぼるとべい

伊豆と埼玉の見どころ紹介・雑文を織り交ぜて

ひとり暮らしの注意点 2

 

 当時、私が勤めていた職場は、千代田区神田錦町というところにあり、最寄駅として丸ノ内線淡路町を使っていた。

 

この職場から近いということと、家賃3万円以内という条件でアパートを探した。

 

貯金がないので質素な生活を送るという固い決心が私にはあった。

 

 今はなくなってしまったが、ある不動産会社の店舗が当時、御茶ノ水にあり、そこに私が希望する価格帯の物件を取り扱っているようだったので行ってみた。

 

 小さな店舗で他に客はなく、希望を伝えるとすぐに物件紹介はしてもらえた。

 

 これから案内をしてもらえるのかなと思いながら待っていると、住宅地図のコピーを渡され、大家さんに連絡したので今から一人で行って見てきてくれという。(注)

 

 素人の私は、予想外の展開に戸惑いつつも、住宅地図のコピーを片手に地下鉄に乗って紹介されたアパートへ向かった。

 

行ってみて、やばそうなら逃げようと思っていた。

 

 

f:id:boltbay:20190802082716p:plain

 

脚注

 大家さんと不動産会社との間の契約によって、ご案内の仕方が異なる場合があります。

ここでは、お客さんの紹介・連絡はするが、現地案内まではしないという合意が両者の間であらかじめされていた物件だったと思われます。

 家賃の一ヶ月分を仲介手数料として不動産会社へ支払うケースが多いので、家賃が安い物件には、人手が足りないことなどを理由に部屋の案内を省略します。

一回の案内で部屋を決めるお客さんは少ない上、競合他社に流れるお客さんも多いのでやむを得ません。