ひとり暮らしの注意点 1
私がひとり暮らしを始めたのは、確か24か25くらいの歳で、もう20年以上前の話になる。
学生の頃ならまだしも、社会人になってからも親に干渉されるのが嫌で、気ままに暮らしてみたいと思った、という動機の他に、単純に職場に近いところに住もうと思ったのが理由である。
毎日の通勤電車の混雑にも、とても疲れていた。
今思えば、考えが甘かっただけなのかもしれない。
でも、世間知らずという自覚も何となくあり、仕事以外の観点でいえば、机上の勉強より社会経験の方が、年齢的には既に重要になっている気がしたからというのもある。
もちろん、ひとり暮らしだけが(仕事以外での)社会経験だと思った訳ではないが、社会経験につながる手っ取り早い行動に思えた。
そこで、まず賃貸情報誌なるもので、賃貸物件そのものや賃貸借契約の内容、ひとり暮らしの豆知識などの研究を始めた。
今だったらパソコンやスマホで検索して部屋探しをするのが当たり前だろうが、当時は、情報誌もまだまだ有効なツールとして存在していた。
※写真は「賃貸情報誌 写真 無料」で検索して選んだものを借用しています。